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健康コラム

台風の通過後は急激な気温低下に注意

10月に入り、最近は一層朝晩の気温が低くなって、季節が進んでいることを実感します。
特に、7日や8日の朝は広島県の沿岸部でも最低気温が15度を下回るなど、多くの地点でこの秋の最低気温を更新しました。この大幅な気温の低下をもたらした仕掛け人・・・実は「台風」なのです。

こちらは、9月の終わりから10月上旬にかけての、「広島(市中区)」と「庄原」の最低気温の変化をグラフにしたものです。ご覧いただくと、10月5日ごろまであまり大きな変動がありませんが、6日ごろから大幅に気温が低くなっていることが分かります。
先日、大きな影響をもたらした「台風18号」が5日から6日にかけて広島県の近くを通過しましたが、この台風の通過をきっかけに気温の低下が顕著になっています。



なぜ、台風の通過が気温の低下につながるのでしょうか。
台風18号が本州の東の海上へ抜けた後の、10月6日夜の地上天気図をごらんください。



本州は東の海上の台風と大陸の高気圧との間で、等圧線の間隔が狭くなっています。
この気圧配置、どこかで見覚えがないでしょうか。そう、冬場によくみかける「冬型の気圧配置」にそっくりです。
つまり、台風の通過に伴って、台風の後ろ側で北寄りの風が強まり、北から次々に冷たい空気が引っ張りこまれたのです。

台風は暖かい空気や湿った空気を送り込み、大雨や暴風をもたらすだけでなく、台風が去った後は、強い北寄りの風を伴って、北から冷たい空気を送り込み、空気を大きくかきまぜる働きをします。
また、台風18号を追いかけるように、台風19号も近づいてきています。
この台風19号が去った後も、前回と同様に冷たい空気が流れ込んで、大きく気温が下がり、季節がさらに前進する見通しです。朝晩は一段と肌寒くなりますので、厚手の衣類やふとんの準備を早めに整えておきましょう。


著者紹介

日本気象協会中国支店 北井 菊恵
気象予報士・健康気象アドバイザー

趣味 国内旅行・秘湯めぐり・映画鑑賞
特技 よく食べ、よく飲み、よく眠る
天気の仕事に携わって以来、風邪を引きにくくなりました。あらかじめ天気や気温の変化を知ることは健康を守ることにもつながります。天気を生活の中に生かすコツをお知らせします。

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