文字サイズ
  • 文字サイズ大
  • 文字サイズ小

健康コラム

希少な血液型の輸血について


平成28年10月に「九州の患者さんが輸血の必要があり、AB型Rh(-)《マイナス》の血液を探している。」という情報がツイッターやFacebookなどで拡散されました。

私ども日本赤十字社は直ちに「実際にそのような事例は発生していません。」とアナウンスしましたが、その後もしばらくはシェアが続いておりました。
この件に限らず、現在輸血用血液を必要とされる患者さんには、支障なく血液をお届けできておりますのでご安心ください。

今回はこのRh(-)の血液型のように、比較的少ない血液型についての輸血の際の対応や、さらに希少な血液型などについてお話しいたします。

まず血液型ですが、いわゆるABO型やRh型というのは赤血球の血液型で、ABO血液型についてはラントシュタイナーという人物が、ある人の血清に他の人の赤血球を混合すると凝集する場合と、しない場合があることを1900年に発見。1901年にこれを分類して血液に型があることを論文として発表しました。
さらに1940年、ラントシュタイナーとウィーナーによってRh血液型が発見されました。

このRh血液型はD抗原の有無を基準に分類する血液型の分類方法で、D抗原のあるものをRh陽性(プラス)、D抗原のないものをRh陰性(マイナス)と呼んでいます。

ちなみに日本人の血液型の発現率は以下のとおりです。

Rh(+)A型  2.5人に1人程度
Rh(+)O型  3.4人に1人程度
Rh(+)B型   5人に1人程度
Rh(+)AB型  10人に1人程度

Rh(-)は日本人では0.5%程度の発現率となっておりますので

Rh(-)A型  500人に1人程度
Rh(-)O型  670人に1人程度
Rh(-)B型  1,000人に1人程度
Rh(-)AB型  2,000人に1人程度
となっています。 (あくまで統計上のデータです)



各県の血液センターでは、常に一定数のRh(-)の血液を各型とも確保し、医療機関からの緊急の要請に備えておりますのでご安心ください。

ただ、いずれの血液型でも、一度に大量の需要にお応えする事が困難なこともあるため、皆さま方には要請可能者としての登録をお願いしております。
これは献血者の方の情報を血液センターに登録していただくことで、必要な場合に血液センターから登録者に個別に連絡を差し上げ、可能であれば献血をお願いする仕組みです。

「輸血を必要とされる全ての患者さんに安定的に血液をお届けする。」この使命を果たすべく、私ども血液センターはこれからも努力を続けてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。


著者紹介

広島県赤十字 血液センター

  • 献血ルーム「ピース」(広島県赤十字血液センター紙屋町出張所)
    住所広島市中区紙屋町2丁目3-20 SOCIO SQUARE KAMIYACHO 4F
    TEL082-248-1230 <フリーアクセス> 0800-2009-150[イコウ]
    受付時間平日…9:00~12:00、13:30~17:00,  土日祝日…9:00~17:00
  • 献血ルーム「もみじ」(広島県赤十字血液センター本通出張所)
    住所広島市中区本通6-11 明治安田生命広島本通ビル1・2F
    TEL082-248-6034 <フリーダイヤル> 0120-634-150[モミジイコウ]
    受付時間平日…10:30~13:30、15:00~18:30,  土日祝日…10:30~18:30
RCC情報
会社情報 採用情報 個人情報保護への取り組み 著作権とリンク 情報通信セキュリティ方針国民保護業務計画ご意見・ご感想
関連会社
RCC文化センターRCCフロンティア|オレンジシステム広島|中国新聞グループwebJNN系列放送局
PR
RCC中古車展示場MEGARCCリフォームセンター
広島県日韓親善協会
Copyright (C) RCC BROADCASTING CO.,LTD. All rights reserved.