文字サイズ
  • 文字サイズ大
  • 文字サイズ小

健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

外国人旅行客


広島に暮らしているとあまり気が付かないことだけど、昔から広島は外国人旅行客が多かった。いろいろな地方都市に仕事で行くけれど本当に多い。ここ10年はさらに増え、オバマ元大統領が来広されてからはさらに増えたと聞く。

「原爆の投下された世界で2つの街」として悲しい歴史が旅行客をよぶ。もちろんそうだけど、広島はコンパクトにまとまったある程度の大きさの都市、東京にもある大手のホテルも商業施設もある。それに加えて大切なことは、その都市だけの企業や店、施設が元気であること。それは名物が定着していることにつながる。中心地にたくさんの観光施設もある。ちょっとだけ足を伸ばせば田舎のよさみたいな山も川も海もある。畑や果樹園、作り酒屋や牡蠣小屋、お好み焼きにふぐ、瀬戸内海の魚・・・美味しいものもたくさん。自然を満喫することもできる。それが本当にコンパクトに体験できる。そんな街はなかなかない。子どものころ当たり前のように過ごしていた広島を遠く東京から見ていると実に良くできている。

最近では、しまなみ海道で四国に渡るのが外国人の大ブームだと聞く。絶景サイクリングコースとして外国のテレビで紹介されたりガイドブックには各国語で記されている。橋の上からの夕日はまさしく絶景である。四国に渡れば讃岐うどんもある。
また島根の出雲大社。広島からちょっと外れた縦の線は日本通の外国旅行者に大人気だ。

昨年、京都に久しぶりに行った。紅葉や桜の季節でもないのに、それはそれは大混雑で道は常に大渋滞だと言う。外国旅行客も大変多い。東京の銀座を歩けば平日はとくに色々な国の言葉が飛び交っている。

安倍首相が議長の「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」では2020年に訪日海外観光客の数を4000万人の目標を掲げた。

それには広島でも感じるのだがホテルの絶対数が足りない。京都はホテルが無くて大阪や滋賀に泊まるツアーも普通だと言う。ホテルはかなりの整備が必要である。ホテルばかりではない。政府の観光ビジョンに掲げられているように外国語観光ガイドの規制緩和。クレジットカードなどが観光施設で使えるようにすることや、通訳がいる医療施設をいまの5倍にするとか、課題は山積である。

この美しい日本を世界中の方々に見ていただきたい。2020年で終わってしまわない観光立国になって欲しいと思う。


著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞月曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

RCC情報
会社情報 採用情報 個人情報保護への取り組み 著作権とリンク 情報通信セキュリティ方針国民保護業務計画ご意見・ご感想
関連会社
RCC文化センターRCCフロンティア|オレンジシステム広島|中国新聞グループwebJNN系列放送局
PR
RCC中古車展示場MEGARCCリフォームセンター
広島県日韓親善協会
Copyright (C) RCC BROADCASTING CO.,LTD. All rights reserved.