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健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

国際福祉機器展 第二回

東京ビッグサイトで行なわれる国際福祉機器展で、いつもなにか便利なものがないか探し回っている。

一昨年は「JINRIKI」という悪路や災害のとき車椅子で簡単に介助してもらえそうな器具を発見して「こんないいものはない」と嬉しくなった。「JINRIKI」は自分の車椅子の前方左右に人力車のような取っ手を取り付ける。まさしく人力車になった車椅子の前輪を浮かせて引っ張るのでデコボコ道でも山道でも意外に力がいらない。砂浜にも応用が利く。引っ張った妻も乗っていたボクも会場に作ったデコボコ道をすいすい進んだ。そんな「これは!」と思うものをここで探すのが楽しみである。

今回は、With(ウィズ)というブースに入り浸った。これまた2年ぐらい前に我が家に他社のものを試したことがある自動排泄処理装置というもののデモンストレーションをやっていたからだ。他社のものよりずいぶん小さいから驚いた。寝たきりの人がオムツと同時にこの装置をつける。するとウォシュレットをつけているようなそんなかんじだという。尿も便も吸い取ってくれて洗浄までしてかわかす。そんな便利なものらしい。これについてはまた詳しく。

そして、それに誘われてブースをキョロキョロ。こめかみに近づけるだけで1秒で体温が測れてしまう。「寒くて嫌だ」そんな高齢者や動き回る赤ちゃんやボクみたいに脇に体温計を入れてもなかなか測れないような人にはかなりお勧め。多くの人を測る施設なんかは触れないので衛生面でもいいとおもう。37.5度以上だと発熱アラームがなる。24回記録もとっておけるメモリー機能も付いている。




あとちょっとおもしろいのが表面温度も測れちゃうことである。お味噌汁に近づけてピピっとやれば、味噌汁の温度が何度かわかる。赤ちゃんのお風呂のお湯の温度は?そんな使い方もできる。

次の便利グッズは「かかとあて」床ずれ防止のためのパットだ。パットといってもムートンでできていて色々な部位のものがある。ブーツ型になっていたりフクラハギまでカバーしているもの、肘などなど。ボクは左足が麻痺しているので一回寝て当たっている部分はしばらくそのままだ。かかとは圧がかかりやすくいつも痛い。いい物を見つけた。これで楽になる人はかなりいるはずだ。



最後にもう一つ。ボクを一回ベッドに寝かせたら「ちょっと上に動かそうかな?」とか「背中のシャツが上にあがってしまった、直したい」なんて思っても重いし思うようにからだを動かせない、そんな介助者泣かせだったが、それがあれば、ベッドと背中の間にすっと手が入る。シャツもささっと直せる。少しぐらいの移動ならばできる便利物。スライディンググローブ。トランスファーシートというのもあって背中の下に敷けばうそのようにからだがすいすい動く。すこしでも介助者が楽になってくれればいいと思う。

そんなものをボクは色々なところで探して回りたい。使ってよかったものや、悪かったものいろいろ試してお知らせしたい。



  • 問い合わせ :株式会社ウィズ with@hello-with.com (介護用品製造、販売、輸入)

著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞月曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

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