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健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

頑張れ成人!

18歳の神足裕司です


2018年がはじまった。年が明けるとすぐに成人式がやってくる。

自分の成人式は友人たちと集まった。新調してもらったスーツを着た。学生運動が盛んだった先輩方とバブル全盛の後輩に挟まれた世代で、なんとなく「成人式もいってみようか?」そんな時代だった。

大学生だったそのとき、成人式が来たって前と後でもやっていることはほとんど同じだったが心は大きく変わった。中学生のころ父が事業を失敗してまもなく我が家は窮地に陥った。いや、実際はどうだったかわからない。ボクはそのまま私学の学校に通わせてもらっていたし路頭に迷うことも無かったから。

けれど、その頃は父がいなくなって母と妹をボクがどうにかしなくては、と真剣に思っていたのだ。だから、高校生だと嘘をついて工事現場の早朝アルバイトを始めたぐらいだ。一週間もしないうちに年齢がばれて家に電話されこっぴどく叱られた。「なにがほしかったの?」そう母にいわれ黙った。

それからも高校や大学時代、縁日で達磨を売ったりプレイボーイクラブでウエイターをしたり、おかしなバイトをたくさんした。だから、成人式がきて大人の仲間入りができたことが本当に嬉しかった。自分で決めて自分の責任で何でもできると思ったから。まあその頃は母も再婚をして幸せに暮らしていたわけだから誰かのために働くってことは無かったのだけど。

このたび成人の年齢を18歳にするという改正法案は国会に提出されるという。140年も続いた20歳成人を変えるというのだ。140年前に20歳と決めたときも外国諸国が22歳とか21歳とかだったのでそれよりも日本は大人だという見栄で決めたような説もあるほど、そう根拠のある理由があったわけではないと聞いているが今回は18歳選挙権が実行されたそのタイミングで、ということらしい。

選挙権が18歳に移行したのだから大人の定義の年齢も18歳に統一したほうがいいだろう。結婚だって男女ともに18歳にしたほうがいいだろう。タバコが吸えるのもお酒を飲めるのも18歳。大人なんだから。健康を害することを懸念されているようだが、大人なんだから自分でそういうことも管理しなければならない。大人というものがそれだけ責任のあるものなんだということを大人の先輩は姿勢で示していかなければならないんだろうな。ボクのような反面教師を含めて。

18歳成人式の問題はセンター試験もあるとの兼ね合いとのこと。それも重大なのか?と思ってしまうが、ならば成人式は1月1日にしたらどうかな?それでもだめなのかな?

頑張れ成人!


著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞月曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

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