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健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

大雨災害とSNS

この度の大雨の被害の情報が入ってくるたびにあまりにひどくて絶句してしまった。

多くの知り合いがいる広島で「家の目の前の道路に鯉が泳いどる」とか、「無事に戻れたがもう外には出られん」とか「断水している」「停電している」そんなSNSが流れてくる。知り合いだって「家族は無事、けれど畑は水没」とか「13時間かかって自宅に帰れた」そんな情報をものすごい被害の写真と共に知らせてくれた。

「大丈夫か?なにかこっちでできることがあれば」そう広島在住の妹にも連絡してみた。
「家も私達も無事。働いてもらってる人たちもなんとか家に帰れたみたい。」そう返事は来たものの、やり取りの文章の間から普段にない大変なことが起きている様子がうかがわれる。

今回の大雨で被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げると共に、何かできることがないか頭の中を巡る。

SNSでは今回の被害の色々な情報が流れてくる。そこで、気になったことがあるので記しておく。



こんな時に本当に不届き者もいいところだが、自然災害発生時にはそれに便乗した悪質商法や詐欺が多発するという。

1日でも1時間でも早く修理したいと思う人たちを不当な金額で請け負ったり、修理なんてできないのに契約だけして逃げてしまったりなんていう事例が本当に多いと聞く。頼んでもいないのにやってきて「屋根が危ないですよ」そんな話は怪しい。SNSでも「✖︎✖︎では屋根敏速に直します」なんていう怪しい情報も流れてきたという。
他の家族に相談したり他の業者に聞いてみたりしたほうがいい。みんなが急いで修理したい時、「すぐにできますよ」は怪しいと思ったほうがいいとのこと。まずは、水没した家屋や被害にあった場所などの写真を四方から(いろいろな角度から)撮っておくとのこと。もちろん安全が確保できる場合に限る。

さらにLINEから7月7日に「西日本を中心に大雨の被害が拡大しています。自分の状況を知らせましょう」というメッセージが沢山のユーザーに届いた。我が家にも届いた。「これって本物?」「何かの詐欺?」そう思う人も多かったようだ。LINEの公式サイトでもユーザーの疑問に答えてLINEから送信されている旨が伝えられた。が、偽物もあるかもしれないし、公開の範囲には気をつけて住所などは全体公開にしないようにと警告が促された。本物のLINEは、LINEの文字の前に緑のワッペンのような形のなかに白い星があるマークを使用している。マークがないものや色が違うのは偽物とのこと。

被害に遭っているなかこんな心配をしなければいけないのもなんともやるせないが、「〇〇美容院では無料で髪を洗います」「この道が通れます」なんていうありがたい情報も流れてくる。本当に流さなければならない情報を怪しんでしまう。せっかく遠く離れているボクでもお手伝いがすぐにできるであろうSNSのハブになることも、なにが本当でなにが怪しいのか?と躊躇してしまう。

色々な情報が流れてどれを信じてよいかわからないのも悲しいことだけど、嘘の情報にくれぐれも注意してください。

ありがたい情報も一瞬で凶器になってしまう。


著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞月曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

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