文字サイズ
  • 文字サイズ大
  • 文字サイズ小

健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

国際福祉機器展 第3回

毎年恒例の国際福祉機器展であるが、この展示会に行くと展示されているものだけでなく、いろいろな情報が入ってくることがボクにとってうれしいことだ。昨年も車椅子で通路を進んでいると呼び止められて「その車椅子、身体に合ってませんよ」といわれた。それからケアマネや車椅子の業者をよんで背中の張り方やクッションを変えたり、足置きの調整もした。日常「ちょっと変だな、どうなんだろう?」と思っていたことが解消された。

今回もあるブースでの世間話のなかで「逆流性食道炎」の話になった。ボクも一昨年、逆流性食道炎のかなりひどいものになって、ベッドで寝ていると胃からこみ上げてくるような酸っぱいものを感じて辛かった。その後、入院しなければいけないほどになってしまった。

その入院では「食道から大腸まで内臓がボロボロです」とすごいことをいわれ、さらには大腸がんまでわかって長い入院となった。それから退院しても枕を高くして寝ていても酸っぱいものがこみあげてくる感じに悩まされていた。「今度、いい枕が発売になるんですよ、使って見ますか?」といわれ、願ってもないこととお願いした。

説明によると、意外なことに逆流性食道炎で悩んでいる人は多いそうだ。この話を周りでしてみると「わたしも」「ぼくも」と周りでも結構いることがわかって驚いた。

寝ているときが一番つらいという。その枕の名前は「ナノ・スリープ:エルゴ」という。




形状は、幅も長さも60センチぐらいとすごく大きい。一番高い部分が10cmと7cmの二種類。形状がスロープになっていて頭のてっぺんが一番高く、肩甲骨あたりに向かって低くなる。

最初見たときは枕としては今迄見たことがないものだったし、身体が慣れるまで2、3日かかる。寝づらいわけではないが、とにかく今までの枕という概念から身体が慣れるまでの期間ってかんじかな。

枕の中の高反発ウレタンにたくさん切れ込みが入っているそうで、頭をごろごろさせても頭に上から背中までかなり広範囲で包み込まれる感じがある。寝る姿勢がくずれにくいように工夫されているとのこと。介護の床ずれ防止マットの技術を応用していると聞いて納得する。ボクは寝返りもままならないが、今で痛かった肩や背中が痛くないような気もしてくる。

なによりもうわさに聞いていた逆流性食道炎の胃酸の逆流も少なくなり楽になっていると思った。

逆流性食道炎の人が人口の2割もいると聞いて驚いたが、胃から食道まで傾斜がつくのでこの枕はちょっと試してみてと教えたくなった。

おまけなよい話として、この枕のカバーはナノフロントという特殊な繊維が使われている。肌への刺激が少なくマイクロファイバーと比較しても比べ物にならないぐらい汚れの除去力があるという。肌や髪のよごれをとってくれるらしい。枕って、変えるとこんなに安眠できるんだなって思ったうれしいニュース。


著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞月曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

RCC情報
会社情報 採用情報 個人情報保護への取り組み 著作権とリンク 情報通信セキュリティ方針国民保護業務計画ご意見・ご感想
関連会社
RCC文化センターRCCフロンティア|オレンジシステム広島|中国新聞グループwebJNN系列放送局
PR
RCC中古車展示場MEGARCCリフォームセンター
広島県日韓親善協会
Copyright (C) RCC BROADCASTING CO.,LTD. All rights reserved.