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健康コラム

くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、リハビリを続けながら執筆活動を行うコラムニスト・神足裕司が日常をつづっていきます。

青森へ

入院と入院の合間で青森まで取材旅行に行ってきた。「わざわざそんな無理をして」そういう知人もいるが、ボクにとって仕事をしているのは「まだ大丈夫」というバロメーターみたいなものだ。「え?そんなこと車椅子で?」とか「え?この前まで入院していたのに?」そんなことを言ってもらえたらなおさらうれしい。

さてさて、まだまだ雪多い青森には『通販生活』という雑誌の取材で行った。
東京大学先端科学技術研究センター  稲見・檜山研究室で高齢者にバーチャル・リアリティ(VR)体験をしてもらって様々な影響なんかを研究されている登嶋健太さんとVRの映像を撮りに行った。

登嶋さんはなかなか遠方まで行けない高齢者や身体の悪い方に代わって世界中を旅してVRで撮ってきて高齢者に見てもらうという活動をされている。まるで以前出かけたパリのエッフェル塔の真下にいるように、また幼いころの自宅の現在の状況を、ぐるっと360度の映像で見ることができる。ボクは入院しているときに娘の海外の滞在先で撮った360度映像でVRにどはまりして登嶋さんに出会い登嶋さんの提案で撮る側にまわってみるという快挙をなしえたが、出かける機会も増えてこんな雪の中でも撮ってみたいという気にもなった。VRの裏効果だ。



今回そんな雪の撮影を助けてくれたのがけん引式車いす補助装置の「JINRIKI」と「WHEEL BLADES」だ。「JINRIKI」は車椅子の足置きに装着してまさしく人力のように前輪を浮かせて引く。雪の中も坂道も砂利道も快適だ。「WHEEL BLADES」は車椅子の前輪に装着してすいすい滑っていく。車椅子を雪国で使いこなす強い味方だった。

また自由をひとつ広げたような気がしてうれしい。



著者紹介

神足裕司(こうたり ゆうじ)

1957年8月10日、広島県広島市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻(キンコンカン)』がベストセラーに。コラムニストとして『恨ミシュラン』(週刊朝日)や『これは事件だ!』(週刊SPA!)などの人気連載を抱えながらテレビ、ラジオ、CM、映画など幅広い分野で活躍。2011年9月、重度くも膜下出血に倒れ、奇跡的に一命をとりとめる。現在、リハビリを続けながら執筆活動を再開。復帰後の著書に『一度、死んでみましたが』(集英社)、『父と息子の大闘病日記』(息子・祐太郎さんとの共著/扶桑社)、『生きていく食事 神足裕司は甘いで目覚めた』(妻・明子さんとの共著/主婦の友社)がある。 朝日新聞日曜朝刊「コータリンは要介護5」連載中。

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