文字サイズ
  • 文字サイズ大
  • 文字サイズ小

「在宅医療」 現状と課題について


放送を聴く

放送日

放送:2016年4月20日(水)
ゲスト:津谷内科呼吸器科クリニック 津谷隆史理事長
パーソナリティ:おだしずえ、井筒智彦


RCCラジオでは、2016年4月から隔週で水曜日「スイヨーWATCH! おひるーなクリニック」として、健康や医療に関することを専門の先生にお伺いします。
第2回目のテーマは、「在宅医療」。「在宅医療」の現状と課題について、津谷内科呼吸器科クリニックの津谷隆史理事長にお話を伺いました。


今回のポイント

  1. 「在宅医療」と「往診」はどう違う?
  2. 在宅医療は、家族にばかり負担がかかるの?
  3. 在宅医療を上手に受けるコツはある?

在宅医療とは

今までは、患者さんの求めに応じて医師が訪問して診察する「往診」というのがありましたが、医師・看護師・ケアチームが、定期的にご自宅にうかがって、患者さんの生活に必要な医療機器の管理や、検査、診察などを計画的に行うものです。病気・障害などで通院が困難な方、退院後の自宅でのケア・健康管理が必要な方などが、住み慣れた自宅で療養することが第一の目的です。もちろん、医療費の削減やベッド不足の解消といった、医療経済の観点からも推奨されています。

特に近年、厚労省も在宅医療を推進していますが、一人に介護の負担が集中しないよう、治療計画に沿って、医師・家族・看護師・ヘルパーなどがチームを組んで行うことを目指しています。本来なら社会保障で行うべきものを、家族の無償の労働力でカバーすることになります。そこには、メリットだけでなく色々な課題もあります。

ドクター
在宅医療のメリットは、患者さんにとって住み慣れた自宅で療養することができるということにつきますね。
しずえ
安心できますし、自分らしくいられることにもなりますね。

「在宅医療」の課題

チームで行うことになりますから、他の方との連携がうまくいくかどうかは重要です。ご家族だけでなく、看護士やヘルパーさんなどとの密接な連携が必要になります。

患者さんが一人暮らしの場合や、家族がいても介護力が十分でない場合、また経済的な問題もありますね。
24時間対応しなければならない医師の負担や、緊急の場合の対応なども難しい部分ですね。

自宅では、症状コントロールが困難な場合がどうしてもあります。特にぺインコントロールは、がんなどの痛みを伴う患者さんにとっては重要な部分になります。

博士
国からのサポートも受けられますか?
ドクター
ヘルパーさんをお願いするとか、在宅医療の環境を作るサポートを利用できます。

さまざまなケースにどう対応するか

高齢故に通院ができない方の場合は、地域包括ケアシステムで対応していくことになります。また、認知症の方で通院できない場合は、家族の介護力がどうしても必要になってきます。独居の人のケアはどこまで在宅でできるのか、大きな問題になっています。難病やがんの痛みの軽減の問題もあります。

「在宅医療」をうける家族の心構え

ヘルパーなど、社会資源をきちんと利用することが大事です。「レスパイト(息抜き)」を取ることが非常に重要です。家族の息抜きのために一時的に施設に入所させるなど、積極的に行うべきです。

過疎地での訪問診療

地域によっては、訪問が難しいケースもあります。将来的にITを使った遠隔診療もあるかもしれませんが、今はかかりつけ医をさがすことが第一になると思います。

しずえ
「在宅医療」は、本人の意志だけでなく、家族の気持ちや病気の程度、住んでいる地域の状況によっても変わるので、本当に難しい問題ですね。これからも、この問題について色々とお話を聞かせてください。津谷先生、今日はどうもありがとうございました。

まとめ

  1. 「在宅医療」は、チームで行うもの。連携がもっとも大切です。
  2. さまざまなケースに対応するには、課題もまだまだ多い。
  3. 「在宅医療」だからと家族がすべて背負うのではなく、上手に息抜きをすることが大事。

関連タグ:ラジオ おひるーな 高齢者 在宅医療 内科・呼吸器科 津谷先生 

ドクターデータ

津谷 隆史(つや たかふみ) 医師

津谷内科呼吸器科クリニック 理事長。
おひるーなクリニック偶数月第3水曜日を担当。

施設名津谷内科呼吸器科クリニック
住所広島市東区牛田早稲田一丁目6-3
電話082-221-5463
RCC情報
会社情報 採用情報 個人情報保護への取り組み 著作権とリンク 情報通信セキュリティ方針国民保護業務計画ご意見・ご感想
関連会社
RCC文化センターRCCフロンティア|オレンジシステム広島|中国新聞グループwebJNN系列放送局
PR
RCC中古車展示場MEGARCCリフォームセンター
広島県日韓親善協会
Copyright (C) RCC BROADCASTING CO.,LTD. All rights reserved.