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広島県のがん事情 肝がん死亡率が大幅減少 。がん検診「受診率順位アップを」

全死亡者の約3割を占め,死亡原因の第1位であるがんについて、広島県は今年3月に「第2次がん対策推進計画」を策定(計画期間:2017年度まで)し、「がん対策日本一」を目指した取り組みを進めています。その柱は予防、検診、医療、緩和ケア、情報提供及び相談支援、がん登録-の6つ。ここで推進計画の内容から、広島県のがんの現状や対策の特徴を紹介しましょう。詳しい情報は「広島県がんネット」をご覧ください。

<ポイント>
  • 肝がんの死亡率は全国平均より高いが激減している
  • がん治療のための拠点病院の配置が充実している
  • がん検診率の全国順位が芳しくない

1.肝がん死亡率は高いものの大幅ダウン



広島県におけるがんの部位別の死亡率を見ると、おおむね全国と同じ傾向ですが、患者数の多い5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)と子宮がんのうち、肝がんは15.4人(全国11.4人、2011年)と全国より高くなっています。

広島県の肝がんによる死亡者数は年間約1000人。原因となる肝炎ウイルス感染が広島県を含む西日本地域に多いことが背景にありますが、1995年の死亡率27.8人(全国19.4人)に比べると大幅にダウンしています。これは90年代からの肝炎ウイルス検査の推進や肝疾患診療支援ネットワーク整備などによるウイルス性肝炎対策が奏効したと見られています。広島県は、引き続きウイルス検査の受検率が低い職域での受検率アップを呼びかけるなどして、肝がんの死亡率を下げる努力をしています。

2.がん医療のための拠点病院配置が充実



広島県では、国指定の「がん診療連携拠点病院」が、保健医療の基本的な単位である「二次保健医療圏」7カ所(広島、広島西、呉、広島中央、尾三、福山・府中、備北)すべてに配置されています(病院数は合計11)。二次医療圏すべてに拠点病院が配置されているのは8府県だけであり、さらに国指定と同様の機能を持つ5つの県指定拠点病院を配置して、地域で質の高い医療が受けられる体制を整備しています。
患者数の多い5大がんについては、一定の基準を満たす医療施設が参加した「がん医療ネットワーク」が構築され、検診から治療、術後の経過観察までを切れ目なくつないだ医療を提供するための取り組みが進められています。

3.がん検診率の全国順位が芳しくない


【出典】厚生労働省「平成22(2010)年国民生活基礎調査」

【出典】厚生労働省「平成22(2010)年国民生活基礎調査」


早期発見、早期治療は、がんだけでなく病気治療、健康保持の大原則です。 がん検診の実施について、広島県の受診率を見ると、市町や職場を合わせた受診率は全国平均並みといえますが、順位は20~38位と芳しくありません。

広島県は、自治体や企業などでつくる「がん検診へ行こうよ」推進会議の啓発キャラクターとして昨年度からデーモン閣下さんを起用し、テレビやポスターなどで受診を呼びかけるなど、検診受診率向上のために様々な普及啓発活動をしています。

県政世論調査(2011年度)によると、過去1年以内にがん検診を受診していない人は42.0%。受診しない理由は「心配なときはいつでも医療機関を受診できるから」、「毎年受ける必要性を感じないから」などです。しかし、検診でがんが見つかった場合、一般的に「早期がん」と言われる段階であるのが70.4%であるのに対し、検診以外では44.2%と手遅れになる可能性が非常に高くなり、その違いは顕著です。だれでもがんにかかる可能性があり、検診を受けることが生死の分かれ目にもなる現実がわかります。


関連タグ:がん検診 

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