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ニュース・イベント

PM2.5問題から浮かび上がる喫煙の危険性

健康被害が心配なPM2.5(粒径が2.5μm以下の粒子)が話題となっていますが、実はタバコの燃焼によって発生する煙もPM2.5です。喫煙者自身だけでなく、周囲や家族にも害が及ぶことを考えなければなりません。

5月17日に広島市で開かれた公開市民講座「『PM2.5』を中心とした『新たな地球環境問題~専門家に聞く正しい知識と健康影響』で講演した鳥取大学医学部の渡部仁成講師(呼吸器・膠原病内科)は、「PM2.5や黄砂がどのように病気を起こすかはまだよく分かっていないが、喫煙の害は明らか。まず禁煙を」と訴えました。

日本の医療機関では2008年から、薬物療法とカウンセリング療法を組み合わせた禁煙外来が行われています。特定非営利活動法人日本禁煙学会のホームページによると、地元広島県は、人口10万人当たりの禁煙治療の保険施設数では第2位(17.3)と、禁煙へ積極的に取り組んでいます。

さて、この日本禁煙学会のホームページには、「日本では受動喫煙が最大のPM2.5問題です」というページが設けられています。
http://www.nosmoke55.jp/action/1302pm25.html

【PM2.5問題に関する日本禁煙学会の見解と提言】
日本では国内の受動喫煙が最大のPM2.5問題です 禁煙でない日本の飲食店内は1月13日の北京の大気と同じPM2.5レベルです

内容を見ると、日本の禁煙していない飲食店内のPM2.5は、数百μg/㎥に達するとしています。飲食サービス業の店内で全面禁煙の店舗以外は、ほとんどすべてでPM2.5が100μg/㎥を超え、自由喫煙の居酒屋などは、北京の最悪汚染時に匹敵するレベルといいます。「禁煙推進学術ネットワーク」が福岡市の喫煙可能な喫茶店で測定したところ平均371μg/㎥と北京市の屋外と同じPM2.5レベルでした。

日本の環境基準を改めて確認すると、1年平均値が15μg/m3 以下であり、かつ、1日平均値35μg/m3 以下です。環境省は1日平均で70μg/m3を超える日には「外出や屋内での窓の開閉、換気をできるだけ控えるように」と注意喚起しています。皮肉にもPM2.5によって喫煙の有害性が分かりやすくなってきました。

国立がん研究センターのホームページには、がんについて「喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因です」としています。
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause/smoking.html

「がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因と考えられ、特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因と考えられる」しています。喫煙は、たばこを吸う本人だけでなく、たばこを吸わない周囲の人にも健康被害を引き起こします。また、野外よりも受動喫煙のPM2.5の方が毒性が高い可能性があるともいわれています。国立がん研究センターは、毎年約6800人(半数以上が職場)が受動喫煙で亡くなっているという試算しています。受動喫煙だけで、全国の交通事故死者数4,411人(2012年)よりも多くの人が命を落としているのです。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/20101021_tobacco.pdf

世界レベルでは、職場やレストランなどでの喫煙を完全に禁止することにより、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患などの患者が大幅に減少したことが報告されています。
 映画「王様と私」で知られる米国の映画俳優でユル・ブリンナーが1985年、肺がんで亡くなった後、生前に撮影したタバコの害を警告するCMが公開されました。喫煙で肺がんになったことを告白し、“Don’t smoke”(タバコをやめろ)と訴えるという衝撃的なものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=aWN2XIoNeVs
ユル・ブリンナー禁煙CM・日本語字幕付き 

広島県のHPにも「禁煙・受動喫煙防止への取組について」があります。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/168/tabako.html
今年の世界禁煙デーは5月31日、禁煙週間は5月31日~6月6日です。


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