子宮頸がん・乳がんの検診は、どんなもの?


放送情報

放送日:2018年11月9日(金)「おひるーな」
ゲスト:新甲さなえ女性クリニック  新甲さなえさん
パーソナリティー:田口 麻衣、フランソワーズ

放送内容

広島県では1年間にがんにかかる人の数が2万人を超えており、女性では乳房・大腸・胃・肺の順で多くなっています。
そのがんを見つける「がん検診」の受診率はというと、広島県はすべての部位で全国平均を下回っています。

特に広島県女性特有のがんの「乳がん検診」「子宮頸がん検診」の受診率は前回の調査時と比較して低下しています。 
RCCではひとりでも多くの女性に検診に行っていただけるよう、呼びかけていきます。

そこで今日のおひルームでは、広島南区段原の産婦人科クリニック 「新甲さなえ女性クリニック」 新甲さなえ先生をスタジオに迎えて、詳しいお話を伺っていきます。よろしくお願いします。

【H28年がん検診受診率(広島県)】
H25年比 大腸 子宮頚
受診率(ポイント) 同率 0.8アップ 1.6アップ 3.7ダウン 2.7ダウン

広島県の女性のがん検診受診率、これだけ呼びかけているにも関わらず低くなっているということに驚いたのですが、新甲先生も感じられることはありますか?

低くなっているというのは、平成28年のデータです。その後の2年のデータはまだ発表されていませんが、私のクリニックで診療している中での印象は、ちょっと増えてきていると感じています。初めて検診を受けますという方も増えているように感じますので、キャンペーンの効果もあるのではないかと思っています。

芸能人の方が乳がんにかかった、というニュースが立て続けにあったのも、増えた要因かもしれませんね。

そうですね、若い方などは有名人の発信で受診に来られることも多いかもしれませんね。

広島県の健康寿命は、全国ワースト1なんですね。

原因はよくわかっていないんですが、女性の健康寿命に大きく関連するのは、更年期のヘルスケアがあげられると思います。女性ホルモンが急激に減る時のヘルスケアを丁寧にやっておけば、ある程度健康寿命が延びるといわれています。

体調に変化を感じたら、我慢しないで受診した方がいいんですね。

更年期の症状だけではなく、骨粗しょう症の問題などもありますからね。

がんに関しても、進行してから見つかったがんは、生活に大きな影響を及ぼします。さらに再発の不安を抱えながら生きていくことを考えると、やはり早期発見・早期治療が重要になります。



広島県の健康寿命は?

広島県の健康寿命はどのくらいなんですか?

広島県の女性の健康寿命は、ワースト1の73.6歳です。
ちなみにベスト1は、愛知県の76.3歳ですので、3年くらい差があります。
男性は、27位で71.9歳です。

子宮頸がんの検診

女性特有の「乳がん検診」「子宮がん検診」について、わからないから不安という方もいらっしゃるかもしれませんので、教えていただけますか?

まず、子宮頸がん検診についてですが、検診前に特別に準備することはありませんが、月経周期や妊娠出産の経験について、病歴、最終月経がはじまった日などについては必ず聞かれますので、あらかじめメモなどしておかれるといいと思います。
また、月経中でも検査できないわけではありませんが、できれば避けていただいた方がいいと思います。
服装は、脱いだり着たりしやすいものがいいと思います。
性交渉の経験のない方は、子宮頸がん検診を受ける必要はありません。

子宮頸がん検診では、具体的にどのようなことをするのですか?

まず問診があります。その後下着を取って、リクライニングチェアの様な内診チェアに座ります。
医師が膣に器具を挿入し、子宮頸部の状態を観察。少し器具の違和感はあります。
そして細い棒状のもので、子宮頸部の粘膜を軽くなでるようにして細胞を採取。
数秒で終わり、殆どの人が痛みを感じません。

そんなに痛くはないんですね。

そうですね。ちょっと違和感がある程度で、一瞬で終わりますから少しの間我慢していただければと思います。

乳がん検診

乳がん検診はどんな検査ですか?

厚生労働省が推奨しているのは、マンモグラフィです。
日ごろからセルフチェックをするのも大事だといわれています。

検診の際の注意点はありますか?

乳がん検診は上半身の衣服を脱ぎますので、ワンピースは避けた方がいいですね。
ラメ入りのボディクリームや制汗パウダーは、つけすぎるとマンモグラフィに写ってしまうので、なるべく素肌で受けるのが望ましいですね。

健康なうちに「がん検診」

健康なうちにうけるのが「がん検診」ですから、「おかしいな」と思う前に受診しましょう。

子宮頸がん、乳がんは若い人に増えてきています。まだ若いからと思わず、何もないけれど毎年検診を受ける、という習慣をつけていただきたいと思います。


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[2018/12/17 更新]